2008年6月17日火曜日

ポケットモンスター

『ポケットモンスター』は、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするテレビアニメである。

ポケモンマスターを目指す主人公サトシとピカチュウの成長の物語とポケモン達のキャラクター性に焦点を当て、ゲームソフト発売から1年あまり経った1997年(平成9年)4月1日から、テレビ東京系列にて字幕放送アニメ番組としてスタートした。

ゲームをアニメ化した作品にとどまらない独特な世界観と芸術性でギャグから涙をさそう感動まで幅広い作品性を持っている。アニメーションになる事で本来のポケモンのデザイン的な良さが一層際立つ事となる。またRPG作品のポケモンでは表現に限界のあった生き物らしさをもったポケモンが登場する事でポケモンというキャラクターが更に広がるきっかけとなった。ゲーム版とは表現上バトルの属性や進化に関する一部の設定が異なる場合がある。

そうしたこだわりによって構築されたアニメポケモンはゲームプレイヤー以外の視聴者にも受け入れられた。そして徐々にお茶の間アニメの定番としての位置を不動のものにしていった。更に主なファン層である子供達の親の層にも安心して受け入れられた。

同年12月16日(第38話の「でんのうせんしポリゴン」の放送日)に起こった「ポケモンショック」によって番組の存続が危ぶまれたが、アニメ放送から半年以上・ゲーム発売から数えれば2年近くもの間に築いた視聴者との信頼によってか人気は衰えず、数ヶ月の放送中断を乗り越えた放送再開後、1998年夏にアニメ映画を公開。同年に日本で公開された映画で4位の興行成績を記録した。その後も毎年夏にアニメ映画を公開していき、毎年興行成績で上位の成績を上げる。

現在もアニメ番組の視聴率ランキングで10位以内を保持しており、テレビ東京のアニメとしては最も高い視聴率を獲得している。

現在では世界各国でも何カ国語以上に訳されて放映されており、テレビ東京系はもちろん、日本、そして世界を代表するアニメーション作品として成長している。ギネスブックにも「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組」として掲載されている。

2007年第1回「声優アワード」シナジー賞を受賞。

不思議な生き物、ポケットモンスターと人間が互いに助け合って生きている世界。この世界ではポケモン同士を戦わせるスポーツ「ポケモンバトル」が盛んに行われており、多くの少年少女たちが最強のトレーナーを目指して旅をしていた。

マサラタウンに住む10歳の少年・サトシもポケモンマスターに憧れる一人。彼は10歳の誕生日に、村に住むポケモン研究家のオーキド博士からポケモンをもらって旅立つことになっていた。しかしサトシは旅立ちの朝に大寝坊して、憧れていたヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメの3匹を全てライバル達に持っていかれてしまった。そんなサトシに博士が差し出したのは、でんきポケモン・ピカチュウ。かわいい容姿のピカチュウにサトシは一目ぼれ。こうしてサトシの旅は始まったが、一方のピカチュウはサトシに心を開かなかった。

対立しながらの旅を続ける1人と1匹であったが、ふとした事から起きたオニスズメの大群との戦いを通してうち解け、唯一無二のパートナーとなる。そして多くの人やポケモンとの出会いと別れを繰り返しながら、サトシや仲間達の冒険の日々は続いていく。

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