金田一少年の事件簿
『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、漫画『金田一少年の事件簿』を原作とするテレビアニメ。登場人物とそれを演じる声優については、金田一少年の事件簿の登場人物を参照。ファミリー劇場の定番で無限リピートされるキラーコンテンツでもある。
よみうりテレビ (ytv)の製作で、NNN系列にて1997年4月7日から2000年9月11日まで毎週月曜夜7時(一部地域を除く)に放映。全148話。プロデューサーは諏訪道彦。制作は東映動画(本放送中の1998年より東映アニメーションと社名変更)。
当時は、1996年から既に放映されていた『名探偵コナン』と合わせて「月曜7時のミステリーアワー」という触れ込みもあった(特別番組で江戸川コナンと共演したことがある。また2008年には両連載誌の50周年を記念して両者のコラボ特別誌の発行が実現している)。
放送期間の途中から順次デジタル制作に移行しており、明確に画質が変わっている。主題歌は43話(ここでオープニング・エンディング両方が変更された)以降、本編は45話(44話の次回予告)以降。ただしその後もオープニング・エンディングを中心にデジタル化以前の映像が使用されることが多く、違いがはっきりしていた。
本放送は2000年9月で終了となったが、原作の方も同年12月に一度完結しており、それを見越しての終了と思われる。スカパー、CATVのファミリー劇場や独立U局などで高い頻度で再放送されており、番組の人気・需要は比較的高い事が想像される。
放送10周年記念の一環として、2007年にDVD 化された(ただし全話を収録しているわけではなく特に人気が高かったエピソードのみを厳選、また第32話「氷点下15度の殺意」はDVD-BOXの特典 OVAとしての収録のみ。ファンからは全てのエピソードのDVD化を望む声もある。なお、ビデオ版は全話収録されておりレンタルビデオ店でレンタルが可能だが、セル用は7巻までであり、それ以外の巻は懸賞以外では入手不可能であった)。
また、2007年11月12日と11月19日の19:00 - 20:00に新作として「オペラ座館・最後の殺人」「吸血鬼伝説殺人事件」がそれぞれ放送された。
* 原作では猟奇的な殺され方をした死体が多かったが、時間帯を考慮してか、直接的な死体の描写を避け、近距離からシルエットのように見せたり、身体の一部分のみを見せる描写を行っている。
* 原作は短編を除いて事件ごとに2~3ヶ月かけているがアニメは3週前後で放送する為、初期は駆け足の展開が目立った。しかし、見辛い為か徐々に原作からのカットや修正をした描写が増えたり、短編を放送するようになり若干緩和された。
* 「嘆きの鬼伝説殺人事件」「出雲神話殺人事件」の2タイトルだけアニメオリジナル作品である。これらは当時JR西日本が企画した『金田一少年の事件簿ミステリーツアー』が原作となっている(ちなみに『コナン』においても同様の事例がある)。また、テレビ放映された「殺戮のディープブルー」は映画と似たような舞台背景でありながら、全くのオリジナルストーリーが展開されている。
* アニメオリジナルがかなり少ないため 原作のエピソードを変更したりするなどアニメならではの展開であった。
* 「オペラ座館殺人事件」のラストでは、当時エンディング主題歌を唄っていた鈴木紗理奈が高校生役でゲスト出演していた。
* 声優が本来の名前とは違う名前(他の声優の名前をもじった名等)を使っている例がいくつかある。これは、同じ話で2役演じるときに使われる。
o 例:辻親八(山野勝巳役)→ザジ、小野健一(人形館の男役)→菅生六之進、成田剣(鳥辺野章役)→権ノ条勉、小杉十郎太(恩田純一役)→杉田鏡介、佐々木敏(藍沢優役)→郷古潔、中嶋聡彦(新藤雄一役)→OYAKATA、平田広明(神明忠治役)→山口負平、青野武(山之内恒聖役)→伊集院源一郎、森川智之(クラブのエド役)→烏賊杉八郎太、松尾銀三(朱雀齋介役)→竹末広一
* 佐木竜太など、原作で死んだ被害者が生存しているといったケースが多くみられる。
* アニメでは現実的な世界を追求しており、原作のギャグシーンが大幅にカットされ、朝基のような異常なほど長い前髪を持つお笑いキャラ、一の激しい妄想などの性的表現、スリ・カンニングなどは放送時間や時間帯などの都合で放送されていない。
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