2008年6月17日火曜日

きんぎょ注意報!

『きんぎょ注意報!』(きんぎょちゅういほう)は、猫部ねこによる少女漫画で、少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で1989年から1993年にかけて連載された。通称「きん注」。

後にアニメ化され、1991年1月12日から1992年2月29日にかけてテレビ朝日系列で土曜日の19:00-19:30に放送されていた。全54回(全108話)。

2005年には読み切りの『きんぎょ注意報! リターンズ』がなかよしに掲載された。また、原作コミックが新装版として発売されたり、アニメ版のDVD-BOXが発売されるなど、この年は再び色々と話題になった。

都会育ちの学園に通っていたお嬢様(藤ノ宮千歳)と、田舎育ちの中学校に通う中学生達(わぴこ等)の文化的落差から生ずる様々な軋轢を極端なまでに誇張し描いている。場面によって登場人物がめまぐるしく頭身を変えたり、駆け足が「渦巻き模様」になったりするなどのギャグ漫画としての演出を盛り込んでいる。恋愛要素が非常に薄く(稀に見られるそれもほぼギャグに使われる)、少女漫画としては異色。当時、なかよしできんぎょ注意報オンリーの増刊号が出されるほどの人気を博した。

人だけではなく動物のキャラクターも多数登場する。人に混じってウシやブタ・ニワトリが教室に存在したり、ピンク色の空飛ぶ金魚が存在したりするなど非現実的な部分が混ざった世界観が特徴。絵柄は後半になるにつれ線が太くなっていく。

余談だが田舎ノ中は劇中では静岡県磐田郡に所在している(作者は静岡県出身)らしく、近隣地域に他の猫部作品の舞台が点在している。

日本においてポテトチップスを「ポテチ」と略して呼んだのは、当作品のわぴこが最初であるとされている。

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