美味しんぼ
『美味しんぼ』(おいしんぼ)は、雁屋哲原作、花咲アキラ作画による、「食」をテーマとした漫画作品。1983年から小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて連載中。ただし取材のため長期休載することがあり、2000年頃からは、一年のうち半分近く休むことも多い。1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。
単行本はビッグコミックスより刊行され、単行本の売上は2003年に累計1億冊を突破した。文庫版、愛蔵版、テーマ毎に再編集した総集編、関連書籍(「美味しんぼ塾」「美味しんぼの料理本」など)も刊行されている。1巻から60巻までの分はネット配信(有料)もされていたが、配信していたサイト「ライコスジャパン」が日本から撤退したため終了となった。台湾では東立出版社が小学館から正式認可を受けた繁体字中国語版の単行本が『美味大挑戦』というタイトルで50巻まで刊行されている(2008年6月現在)。
アニメ、ゲーム、テレビドラマ、映画化もされた。
「ビッグコミックスピリッツ」2008年5月26日号にて、作者や関係者の話し合いにより連載開始から25年間続いた親子の確執を和解させ、物語を一区切りさせた。
グルメ漫画および日本のグルメブームの中心となったと一般に言われている。また、カバーしている食べ物の種類も、和、洋、中、精進料理に庶民の食べ物までと幅広い。
食文化に関するコメ、鯨、食品添加物などの色々な問題を提起し、多くの人に食の正しいあり方を反省するきっかけを与えた作品である。特に初期は、当時日本がバブル景気に沸いていたという時代的背景もあり、実際に自分の舌で判断することなく、権威のいうことを鵜呑みにして、大金をはたいて「高価な物」、「美味しい物」を食べ「食通」ぶる「グルメブーム」の虚飾を何度も批判している。
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