2008年6月17日火曜日

うたわれるもの

『うたわれるもの』はLeaf(株式会社アクアプラス)制作のアダルトゲームおよび一般向けゲームソフト、またこれを原作とする漫画およびドラマCD、アニメ作品である。

当初はCD-ROM版が発売され、後にDVD-ROM版も発売された。定価はどちらも税抜き8,800円で声優の音声はない。2006年10月には後述のアニメ版声優を起用した、プレイステーション2版『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』(戦闘パートは『サモンナイト』シリーズのフライト・プランが担当)が発売された。

本作品は主人公「ハクオロ」の視点による一人称形式で書かれており、ゲームの流れとしてはアドベンチャーゲーム部とシミュレーションRPG部を交互に繰り返す形である。シミュレーションRPG部の難易度はさほど高くないが、PCのDVD版では難易度を大幅に変更することができる。登場人物達はケモノの様な耳・尻尾・翼などを持つ旧人類から「亜人」と呼ばれるキメラで、アイヌ語に似た響きを持つ独自の固有名詞が頻発したりする。衣類の作りや模様などもどことなくアイヌ風。

PS2版は約2ヶ月で10万本以上を売り上げ、大手通販amazon.co.jpの2006年ゲーム総合部門売り上げランキングではファイナルファンタジーなど人気シリーズタイトルにつぎ、異例の第4位を記録した。

2006年4月から、朝日放送(ABCテレビ)を幹事局に、UHFアニメの形態でテレビアニメ版が放映された。また、本作品は『夢使い』と共に初めてABCテレビで放映されたUHFアニメでもある。
テレビアニメ放送中に開始されたインターネットラジオ『うたわれるものらじお』が関係者ですら予想外だったと語るほどの人気番組となり、様々な波及効果が見られた事も話題となった。

更に2007年12月2日にパシフィコ横浜にて開催されたイベント『アクアプラスフェスタ2007』にて、OVAの制作が決定との発表が行われた。

ある山奥ののどかな辺境の村に、瀕死の怪我を負った男が運び込まれる。

彼は全ての記憶を失い、決して外れない仮面を身に着けていた、彼は村人達に獣のような耳や尻尾がある事や、製鉄や化学肥料などの高度な知識が自分にあることを疑問に思い、自分自身と目覚めた世界の微妙な齟齬を訝しつつも、おおらかで穏やかな村人たちの雰囲気に村の暮らしを徐々に受け入れつつあった。

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