2008年6月17日火曜日

ONE PIECE

『ONE PIECE』(ワンピース)は、漫画『ONE PIECE』を原作としたテレビアニメ。


現在、東映の製作したアニメ作品としては『一休さん』の300話を超えて最も長く続いている作品となった(『ドラゴンボール』などのシリーズもの全般を除く)。

放送枠は水曜の夜→日曜の夜→日曜の朝と度々変わってきたが、後番組がすべてバラエティ番組となり、水曜枠に至っては、火曜日の『サザエさん』の放送枠がなくなって以降のフジテレビ唯一の平日夜のアニメ枠となる。伝統枠である水曜19:00 - 19:30のアニメ枠を守りたい編成と、19:30 - 20:00のバラエティ枠を1時間にしたい製作側が対立しており、当時は改編時期でもないのにアニメ1時間特番にした翌週をバラエティ枠1時間ということが繰り返し行われていた。最終的にはアニメ枠を日曜19:30 - に移動させたが、これを受けてテレビ東京が同年秋よりアニメ枠を新設。完全に視聴者層を奪う形となったため、一時フジテレビの水曜19:00台は冬の時代になっていた(スポンサーの集英社がネットチェンジした扱いとなっている。なお、テレビ東京の同時間帯のアニメ枠も2008年3月に廃止された。)。初期の頃から2006年までは非常に放送休止が多く、「二週休止して二話連続スペシャル」「三週休止して二話連続スペシャル」など、緊急的なスペシャル回を頻繁に放映しており、そのたびにプレゼント企画をしていた。番組が休止となるナイター中継日は、2005年のオールスターゲーム以降はナイター中継の視聴率低迷を受け、ナイター中継があっても定時に放送されるようになった。

ビデオ化やDVD化に時間がかかるアニメの一つであり、DVD化に至るには現在、平均で約1年半を要している。イーストブルー編は一巻に4話収録であり、ソフト化に時間はかからなかった。しかし、グランドライン編に入ってから一か月に休止がない限り4 - 5話放送されるのに対し一巻に3話の収録になっており、毎月1話のペースで遅くなっていき、現在までのメディア化の遅さの原因となっている(セカンドシーズンは1度だけ4話収録されたが、空島編は完結までの残り4話を一巻に2話収録で2か月連続で発売している)。理由が上記のようなためにこれからも差が開く可能性は高いものの、差が縮まる可能性は低い。

2004年10月31日に放送された207話からは地上デジタル放送に対応したハイビジョン映像で制作されている(フジテレビ制作のテレビアニメでは初)。アナログ放送、資金面でデジタル機器が不足しているテレビ静岡などの一部遅れネット局のデジタル放送、VHS、レンタルDVD、青キジ編までのセルDVDでは映像の左右をカットしている(ただし、フジテレビ、サガテレビのアナログ放送では上下に5ミリ程度の帯があり、完全な4:3ではない。ただし、ブラウン管では見えない。なお、同時ネット時代はフジテレビ系列の各局でもアナログ放送では上下に5ミリ程度の帯があった)。よって本放送でしかハイビジョンで見ることができず、メディア化の遅さと相まって批判的な意見も多かった(アスペクト比16: 9化されたエピソードがメディア化された際、それと同時にアスペクト比16:9化前のエピソードが収録されたことにより、画面サイズが統一された可能性もある。なお当初は16:9で収録される予定であった)。だが、麦わらルフィ親分捕物帖はセルDVDでは16:9で収録されており、TVシリーズもウォーターセブン編よりセルDVDに限られるものの、16:9で収録され始めた。しかし、レンタルでは依然として4:3である。

2005年7月より、オープニングの前にアバンタイトルも制作されるようになったが、2006年10月1日に廃止された。

2006年9月24日をもって、約7年間シリーズディレクターを務めていた宇田鋼之介が降板した。翌週(日時の詳細は前述)からの枠はローカル枠のため、関東地方以外の各地域では遅れ放送や打ち切りとなった。これでフジテレビ系のゴールデンタイムのアニメ枠は全て廃止された(ただし福島テレビでは2008年3月まで月曜19時から放送されていたので一部の地域では存続されていたと言える)。関東圏では、2006年10月以降エンディングを廃止し、実質的には9時31分から9時59分59秒というギリギリの時間まで放送を行っている。ただし2008年現在では、エンディングテーマが廃止されたため、オープニングの流れる時間が異常に長くなり、本編が始まるのは9時36分のスタートである。その他の大半の地域では遅れネットとなり、秋田県(AKT)・長野県(NBS)・富山県(BBT)では打ち切りとなった(長野県内でもフジテレビが受信できる箇所があるのでそれらの地域では見ることが可能である)。なお、当初は10局ほどのテレビ局が打ち切りの予定であった。また、西日本地域の一部系列局では本来の時間帯で関西テレビ制作の『旅っきり!〜ふれあい紀行〜』を継続放送して同時ネットは行わなくなった。

2007年3月25日に放送された回で、能登半島地震報道のため、放送時間残り約2 - 5分の所で番組放送を中断、同29日深夜に放送するという、番組はじまって以来の事態が発生した。余談だが、7日遅れ放送の北海道(UHB)では番組を中断せず放送を続け、地震報道は画面上部のテロップで流しただけであった。

2007年3月からニコ・ロビンの声を担当する山口由里子が産休のため、2007年7月までの間は小林優子が代わりに担当していた。

2007年8月15日のテレビ宮崎の放送では、Aパートのアイキャッチの途中で画面が1時間制止する放送事故が発生し、翌週に延期となった。この間放送の画面には、サンジの眉毛のアップがずっと映し出され続けるという珍事となった。

2008年5月25日のみ、次回予告の形式が変更された。

2008年6月14日のBSフジの放送では、Bパートの開始直後に緊急地震速報が流れるという番組史上初の事態が発生した。(その後岩手・宮城内陸地震が発生。)ただし、番組が中断することなく無事に放送された。

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