2008年6月17日火曜日

HAND MAID メイ

本作品は、鋼鉄天使くるみに端を発したメイドロボットネタに、若干のPCネタを加味した、コメディ(ラブコメ)に属するオリジナルハーレムアニメである。

いわゆる萌え狙いのシーンや、パンチラを中心とした「お色気シーン」が乱発気味なのが特徴ではあるが、各キャラクターの性格や心情等が丁寧に描かれたため、多くの視聴者からは好感をもって迎えられた。

登場するキャラクターも、ロリキャラからお姉さんキャラまで至れり尽くせりではあったが、物語の基本を主人公のメイと和也、かすみの3人による三角関係と設定し、それを丁寧に描いたことで、単なる美少女アニメに堕することを回避した。

ファンサービスとして、後日談的なオリジナルエピソード1話がDVD発売時に追加された。また、橘セブンによる漫画版と春眠暁による小説版が、それぞれソニー・マガジンズから出版された。

登場するキャラクター達の苗字に著名な作品に登場するロボット開発に関わる科学者達から取ったものが使われていたり、人気アニメなどのパロディを小ネタとして仕込んだりというマニアックな遊び心も見逃せない。

ドラえもんのような「知能を持ったロボット」を生み出すことを目標に研究に励む、学生・早乙女和也の元に、とある事情で1/6サイズのメイドロボットである「サイバドール・メイ」が送られてくる。メイは、高い知能と人間と変わらない外観を持っており、住み込みメイドとして和也に尽くすことを自分の任務としていた。

一方、和也の下宿先の大家の娘・谷かすみも和也に恋心を抱いており、メイが和也と同居することで次第に関係が深まっていくことに複雑な思いを抱くようになる。物語が進みメイが人間と同じサイズとなると、メイ、和也、かすみの関係は本格的な三角関係になる。

また、人間とロボットの関係がどうあるべきかということが本作品のテーマとされているが、和也は人間とロボットを平等に扱うことを信条としているため、この三角関係も複雑なものとなっていく。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム

コミック・アニメランキング