2008年6月17日火曜日

NINKU -忍空-

NINKU -忍空-(にんくう)は桐山光侍の漫画作品、及びそれを原作とするアニメ作品。

題名の「忍空」は作中に登場する架空の武術の名前で、「忍術」と「空手」を組み合わせたものである。


『週刊少年ジャンプ』1993年26号より連載開始。連載当初より人気を得るも1994年30号で連載中断。同年秋のイベント『ジャンプスーパーアニメツアー』用のオリジナルアニメ『ナイフの墓標』(脚本・橋本裕志)の漫画版読切を経た後、51号より連載を再開した。仕切り直しにあたり、物語は中断前の過去を描くことになり、当時のJリーグの2シーズン制に倣って、再開後を『セカンドステージ』、中断前を『ファーストステージ』と称するようになった。

TVアニメ化という商業的な意味合いも大きい連載再開だったが、4ヶ月持たずに再び連載は中断してしまう。その後、橋本裕志を原案協力として再開したものの、3ヶ月後の1995年38号で三度目の中断となった。度重なる中断に関して桐山は後に「元々、格闘技に関しては、プロレスは好きだったが、テレビ等で見ていただけで、他の格闘技に関しては殆ど知識が無く、忍空の『空(空手)』を描くことが段々出来なくなっていった」と語っている。

この後、『月刊少年ジャンプ』1996年1月号および2月号にて、本編とは全く関係ないギャグタッチの番外編読切『バットとボール』を執筆する。これは当時のジャンプ編集長から、「連載を止めるにしても、最後にケジメだけはしっかりつけるように」と言われたからだという。

以降は長年、未完の作品として放置されていたが、『ウルトラジャンプ』2005年10月号より『忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-』(セカンドステージの続き)として連載終了から10年ぶりに連載が再開され、現在も連載中。

単行本は週刊少年ジャンプ時代のものが9巻までと、干支忍編5巻(以下続刊)、読み切りや原型となる話が収録された短編集『忍空零』がある。いずれもジャンプコミックス。2006年から2007年にかけて週刊少年ジャンプ連載分が集英社文庫コミックで6巻が文庫化された。干支忍編のコミックスのカバーを外すと、表紙のキャラクターのプロフィールが記載されている。なお、『忍空零』では里穂子とヒロユキのプロフィールが記載されている。これは、この巻に番外編『リホコさんとヒロユキくん』が収録されているためだと推測される。

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