2008年6月17日火曜日

BLOOD+

BLOOD+(ブラッドプラス)はProduction I.G制作のアニメ作品。2005年10月8日(一部地域は10月15日)から2006年9月23日(一部地域は9月30日)までMBS・TBS系で放送された。略称は「血+(BLOODの訳が『血』であることから)」「B+」「ブラプラ」。小説や漫画も出ているが、多少内容は異なる。


2000年に劇場公開、およびゲーム化された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の「少女が刀を使って翼手を斬る」というコンセプトをそのままにし、キャラクター・ストーリーを一新して製作された。『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『鋼の錬金術師』などの大人気アニメを連発する毎日放送土曜6時枠、通称・土6の新作として話題を集める。作品上での謎があったり、実際の歴史と非常に関係が深く奥深い作品となっている。 メディアミックスとして、小説版・複数のコミック版・ゲーム版が存在する。

翼手との戦いや小夜の出生の謎を追いながら、世界各国をまわって行くストーリーとなっている。大きく分け「沖縄」編(1話 - 7話、14、15話)、「ベトナム」編(8話 - 13話)、「ロシア」編(16話 - 19話)、「フランス」編(20話 - 32話)、「イギリス」編(33話 - 40話)、「アメリカ」編(41話 - 最終話)となっている。

さらに2部構成となっており、小夜とハジの沖縄での出会いから赤い盾崩壊までを描いた第1部、そしてその1年後の戦いを描いた第2部に分けられる。人間の血液を栄養源にする翼手、長い眠りに就く翼手の女王、日光を浴びられないシフなど、吸血鬼をモチーフにした部分が幾つか見受けられる。

沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父宮城ジョージや義兄弟宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。

しかしそんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。そんな自らの能力に困惑する小夜だが、全てを知るハジは多くを語ってはくれなかった。

やがて、小夜は翼手の殲滅を目的とする組織赤い盾の一員デヴィッドにより、自らの「血」が翼手を倒すことの出来る唯一絶対の武器であるということを知らされ、組織に引き渡されることとなる。しかしその最中、新たな翼手の襲撃により、小夜を庇ったジョージは重傷を負ってしまう。ジョージは翼手の研究に携わるヴァン・アルジャーノに指揮された米軍兵士によって拉致され、研究施設にてD67を投与されてしまう。

小夜はハジ、デヴィッドと共にジョージの救出に向かうも、D67により翼手化してしまったジョージは小夜の血によって自らの命を絶つことを望む。ジョージを喪った小夜は赤い盾の一員として、翼手と戦うことを決意し、カイ・リクの兄弟もまた小夜と同行する道を選ぶ。

その後ベトナムにおける翼手との戦いを経た小夜は、断片的に思い出される、自身の失われた記憶に混乱する。そんな彼女がロシアで出会ったアンシェル・ゴールドスミスは、「自分自身の過去が知りたければ、『動物園』に行け」と謎めいた言葉を告げ、姿を消す。今は廃墟と化した「動物園」に辿り着いたとき、小夜は全ての記憶を思い出すのだった。

自らの生い立ち。

歴史の影に隠された人と翼手との永きに渡る戦い。

そして自らが解き放った災厄の源、実の妹である翼手の女王ディーヴァのことを。

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