ケロロ軍曹
ケロロ軍曹(ケロロぐんそう)は、吉崎観音による漫画『ケロロ軍曹』を原作とするテレビアニメ。2004年4月3日より、テレビ東京系列 (TXN) で放送されている。ジャンルはギャグアニメである。略称は「アニケロ」。
本作は『THE ビッグオー』を手がけたサンライズ第6スタジオが母体となり、大橋千恵雄プロデュース、佐藤順一監修の下、テレビ東京開局40周年記念作品として製作された。
原作同様一話完結型(30分/15分×2話)を基本に構成されている。夏季は1本立ての割合が高くなる。なお3月・8月・9月・12月の最終週は長編となることが多い。例外として第74話は各話2分ほどのショートストーリー15本立ての構成で、エンディングテーマの後にもおまけのストーリーがあった。第196話もほぼ同様に13本立てになった。また第100話-第103話、第128話・第129話、第152話-第154話、第202話・第203話は連続したストーリーとなっている。
アニメでも原作同様多くのパロディが使われているが、アニメ版では声優つながりやアニメスタッフ・企業名関連のパロディも存在する。アニメは原作以上にパロディが必要以上に乱立される傾向にあり、特に後述のアニメオリジナルの作品において「1話全体が他の作品のパロディ」というものも存在する。
また原作と同様、季節に沿ったストーリーを放送することも多い。たとえば6月にはニョロロとウェットルキング(ただしウェットルキングは3rdシーズン以降から)に関連したストーリー、7月上旬に七夕関連、7月下旬-8月上旬頃に土井中海岸、8月中旬-下旬頃に日向家の里帰りに関連したストーリーを放送する。
なお、総監督・佐藤順一は「このアニメは小さな子供にも見てもらいたい」と言っており[1]、そのため小さな子供やファミリー向けの配慮がなされている。例として、アニメで多く表示されるテロップにはほぼすべて振り仮名が振られている。その他、配慮のために原作から削除・変更された設定はテレビ局などによる放送禁止・自粛関連を参照。
1stシーズンではほぼ原作に沿ったストーリーを放送してきたが、1stシーズン終了あたりにほぼ原作のネタを使い切ってしまったため、この頃からの放送は大半がアニメ独自のストーリーである。そのため現在原作とアニメとではストーリーが完全に異なっている。なお、原作に沿った話でもアニメ独自の設定が加えられることもある。第110話・第113話のようにAパートで原作のストーリーを放送し、それを踏まえてBパートでアニメ独自のストーリーを展開させるパターンや、第175話Bパートのように原作の連続していない2話を1話にして放送するパターンもある。
2007年現在、幅広い分野において多数のキャラクター商品が発売されている。
2007年7月にサンライズが制作した単一タイトルでの作品として最も話数の多い作品となり(それまでは『犬夜叉』の全167話)、さらに2008年2月23日の放送分で総話数が200話に達した。
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