2008年6月17日火曜日

カードキャプターさくら

『カードキャプターさくら』はCLAMPによる少女漫画作品もしくは、それを原作にしたアニメ、ゲーム。魔法少女のジャンルに位置する。ファンなどからはCCさくら(または、さらに省略して"CCS")と略称される場合がある。

講談社の少女漫画雑誌『なかよし』1996年6月号〜2000年8月号に連載された。単行本は12巻あり、全50話。通常版の他、バイリンガル版と版型の大きな新装版がある。2001年に、第32回星雲賞(コミック部門)を受賞した。

CLAMPの代表作品であり、『なかよし』の読者層に留まらず老若男女から高い支持を得ている。特にオタク・サブカルチャー層の人気は凄まじく、本作を題材にした同人誌や類似作品が多数作られている。ヨーロッパ・アメリカ・アジア等でも幅広い層からの人気を誇っている。そのため、『新世紀エヴァンゲリオン』や『ポケットモンスター』、『攻殻機動隊』と並ぶ1990年代後半を代表する作品と称される。

テレビアニメは全70話で、NHKを代表するアニメ番組の一つである。原作とアニメでは、話の展開や設定が若干異なっているものの、脚本の大半をCLAMPの大川七瀬自ら手掛けた事もあって原作ファンからも評価が高い。一般に原作者がアニメの制作に大きく関わるのは珍しいケースであるが、CLAMPは自身の作品のアニメ化には何らかの形で関わっていることが多く、それだけにチェックが厳しく制作会社もなかなか手を抜けない関係にあった。作画の質も高くセルアニメ時代の最後を飾った作品と言える。

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