2008年6月17日火曜日

ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-

『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』(ツバサ - レザボア クロニクル - )は「週刊少年マガジン」で連載中のCLAMPによる漫画作品。


「サクラの記憶の羽根」を求め、様々な異世界を冒険する冒険活劇として、2003年に連載を開始した。いわゆるスター・システムを採用している。

再登場するキャラクターとしては小狼とヒロインのさくらを筆頭に、桃矢、雪兎、藤隆、知世等は『カードキャプターさくら』の主要登場人物である。また、ファイが作った生命体・チィも『ちょびっツ』のヒロイン・ちぃの容姿である。異世界でも他のCLAMP作品に関係するキャラクターや事象が多数登場する。

異世界はサクラの羽根が落ちた時期が前後するものの、バラエティーに富んだパラレルワールドとなっており、世界間を移動できない登場人物の役割が世界によって異なるのが特徴的である。『XXXHOLiC』では、この世界の関連を「多重世界」と表現し、侑子の世界にいるというさくら・小狼と本作の2人も「魂はオナジ」と言っているが、何を意味するのか詳細は不明。ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の異世界では、そのように魂を同じくする者同士の関係を「異世界の同一人物」と表した。

「週刊ヤングマガジン」で並行して連載されている『XXXHOLiC』とストーリーがリンクしているため、侑子や四月一日等が時折登場する(勿論『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE』の登場人物があちらに登場する事もある)。

なお、本作を原作としたビィートレインの制作によるテレビアニメ『ツバサ・クロニクル』はNHK教育テレビで2005年4月9日から2005年10月15日まで第1シリーズが、2006年4月29日から2006年11月4日まで第2シリーズが放送された。また、2005年8月20日には、Production I.Gの制作、松竹の配給による『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』が公開された。他に、本作の東京編を原作とした、Production I.Gの制作によるオリジナルアニメーションDVD作品『ツバサ TOKYO REVELATIONS』が、単行本第21巻、第22巻、第23巻の初回限定版として発売された。

reservoir(英)は液体を貯蔵、保管する場所・物、chronicle(英)は年代記など起きた事柄を記録したもの、という意味である。

玖楼国の姫サクラと考古学者の卵・小狼は幼馴染。二人は身分の違いを超えて互いに惹かれ合っていたが、どちらも想いを打ち明けられずにいた。ある日、サクラに秘められた力を手に入れようとする飛王・リードの陰謀により、サクラの記憶は無数の羽根と化して異世界へ飛び散ってしまう。瀕死に陥ったサクラを救い記憶を取り戻すには、飛び散った羽根を全てサクラの体に戻すしかない。しかし異世界へ移動する力を何度も使えるのは、唯一、次元の魔女と呼ばれる人物のみだった。

玖楼国の神官・雪兎により次元の魔女の元へ送られた小狼は、知世姫によって日本国から送られた忍者・黒鋼、一度だけ可能な次元移動魔術を使ってセレス国からやってきた魔術師・ファイ・D・フローライトと出会う。二人も、それぞれの事情により何度も次元を渡る力を必要としていた。しかし次元を渡る力を得るには相応の「対価」が必要で、一人だけでは払いきれず、三人分の対価を合わせて「ぎりぎり」だと言う。つまり同じひとつの手段を共有し一緒に旅する条件で、次元を渡る力を渡すと言うことだった。三人は条件を飲み、それぞれ「最も大事なもの」を次元の魔女へ対価として支払う。黒鋼は破魔刀「銀竜」、ファイは魔力を抑える刺青、そして小狼は……サクラとの関係性。

こうして異世界を渡り歩く能力を持つ生物モコナことモコナ=ソエル=モドキを得た一行は、それぞれの願いを叶えるために、異世界を渡る過酷な旅を始めることになる。黒鋼は日本国へ戻るために、ファイはセレス国で眠るアシュラ王から逃げるために、小狼はサクラの記憶の羽根を取り戻すために。

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