ソウルイーター
『ソウルイーター』(SOUL EATER)は、大久保篤のファンタジー漫画作品。「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2004年から連載されている。2008年4月~2009年春までアニメシリーズも放送される。
作者の『B壱』に次ぐ2作目の連載作品となる。2003年に本編の前振りとなる3つの短編がそれぞれ「ガンガンパワード」平成15年夏季号、秋季号、「月刊ガンガンWING」平成16年1月号に掲載されており、それらは単行本第1巻に収録されている。事実上の第1話は「月刊少年ガンガン」平成16年6月号掲載の「補習授業(前編)」である。略としてファンの間では「魂喰」、「魂板」と表記される事もある。
本編の前振りの短編の時から、「月刊少年ガンガン」としては異様な宣伝攻勢を行なっていた。
月刊少年ガンガン2008年1月号より、テレビ東京系でのテレビアニメ化が発表された。1年間の放送単位で2008年春より放送。深夜には、スペシャル映像を追加したリピート放送を行っている。
舞台は死神武器職人専門学校、通称『死武専』。
ここに通う「職人」のマカと「武器」のソウル=イーターを軸として物語を展開していくが、主人公格は三組と言えるのでその役割は限定的と言える。
この学校は、「職人」と「武器」を育成することを目的としており「職人」と「武器」でペアとなって活動をしていく。その最終目標は悪人の魂99個[1]と魔女の魂1個を「武器」に集める事によって、死神様の下に仕える「デスサイズ」という者を作り出すことである。
[編集] 「職人」と「武器」
* 「職人」と「武器」で1つのペアとなる(ただし「職人」一人で、複数の「武器」を同時に扱うこともある)。
* 「職人」とはペアを組んだ武器に魂を食べさせて、デスサイズを作ろうとする者である。悪人の(アニメでは『鬼神の卵と化した』)魂を奪う為、職人でありながら武器を使いこなす能力を求められる。扱う武器に応じて、「魔○○職人」と呼ばれる。
* 「武器」は当初、とある人物により、人間を加工して作り上げられた者であったが、時代が下るにつれて世襲化した家系まで発生しているところを見ると、今や一つの種族とされる。
* 「職人」と「武器」は、魂の波長が近いほど戦闘能力が上昇する。「武器」は職人の魂の波長を増幅し、波長のコントロールをサポートする役割を持っており、実質戦闘に参加するのは「職人」である。
* 「武器」は自分の得意とする形態の武器に変化し、「職人」のサポートをする。また「武器」は体の一部を武器化することも可能で、それを利用し、単体で戦う「武器」も存在する(ジャスティンやギリコ等)。
* 熟練した「職人」には魂の種類や位置を感知したり、魂そのものを見る能力がある者もいる。
* 「武器」で殺された人間の肉体は消滅し、魂のみが残る。
[編集] 「魔女」
魔女の女王「魔婆様」を頂点とする魔法を扱う者たちのこと。その名の通り、現在のところ女性しか確認されていない。また、確認されている魔女はデザインのモチーフとして様々な動物があしらわれていることが多い。さらに、一部の魔女はモチーフとした動物に変身する魔法を使用することもできる。
死神との抗争は「武器」が誕生する以前、遥か昔から存在していたが、後に魔女の魂を狩る職人が登場すると、それに合わせて様々な対抗手段を編み出し、互いに果て無き闘争を続けていった。代表例として、職人が魔女の魂を感知することができる「魂感知能力」に目覚めると、上級の魔女は「ソウルプロテクト」という魔法で魔女の魂を普通の人の魂に加工することで魂感知能力者を欺いてきた例が挙げられる。
これを破るためには、ソウルプロテクトを無視して魔女の魂を感知することができる「ソウルプロテクトを破る魂感知能力」が必要となっており、既にその才を有した人間(B・J)が登場している。
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