2008年6月17日火曜日

吉宗

吉宗(よしむね)とは大都技研が2003年6月に発売したパチスロ機、また、それをモチーフにしたアニメ作品である。業界初のシャッター付き液晶搭載機である。


名前の由来は徳川将軍・徳川吉宗から。ピーク時の設置台数は約26万台(2005年11月)と言われ、これはパチスロ機としては『北斗の拳』(約60万台)に次ぎ、当時歴代第2位の記録であった(その後、『北斗の拳SE』『押忍!番長』等に抜かれている)。また、大量獲得機の中では歴代最大の設置台数。

2004年12月にはプレイステーション2用のソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗』も発売されており、こちらも販売本数が50万本を超えるヒット作品となっている。2006年6月8日にはPSP(プレイステーション・ポータブル)用のソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗PORTABLE』が、2006年7月には『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗』をバージョンアップさせた『大都技研プレミアムパチスロコレクション 吉宗』が発売されたほか、2007年4月26日には後継機の『押忍!番長』『秘宝伝』も収録されたニンテンドーDS用ソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 秘宝伝・押忍!番長・吉宗DS』(発売は株式会社パオン)も登場した。

また、ゲーム中で使用されている音楽を収録したサウンドトラックCD も3作品発売され、なかでも第1作の『ヨシムネサウンドトラック』は累計30万枚を売り上げ、パチスロ機のサウンドトラックとしては異例の大ヒットとなった。ビッグボーナス中に流れる曲(吉宗BIG 「大盤振舞じゃ!」、姫BIG「そこにあるかも知れない…」)が、パチスロ機のオリジナルソングであるにも関わらず通信カラオケ(DAMなど)に収録されたことも、過去に例のないことである。

2006年4月からは本パチスロ機を元にしたテレビアニメも製作・放送されている。これまでアニメ作品をパチスロ機にした事例、またはパチスロを題材にした漫画のアニメ化はあったが、パチスロ機そのものがアニメ作品になる事例は初のことである。ただ「パチスロ機で使用されている曲を一切使用できない」(版権の問題があったためとされる)、「声優がパチスロ機版とアニメで異なる」といった問題もあってか、アニメはパチスロ機ほどの支持を集めるには至らなかった。

検定切れのため、2006年7 - 8月までに順次ホールから撤去された(撤去期限は都道府県により異なる)。しかし依然として『吉宗』人気は根強く、大都技研では、爺を主役に据えた5号機『ジイサマーZ2』を2006年10月に都内で開催された「手軽に安く遊べるパチンコ・パチスロ展示会」において参考出品した(しかし『ジイサマー』は発売されないままである)。その後、2008年2月に後継機である『新・吉宗』が発売された。

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