2008年6月17日火曜日

もやしもん

『もやしもん』は、2004年8月より青年漫画誌「イブニング」で連載中の石川雅之の漫画作品。菌・ウイルスと農業大学生活をテーマとしている。英語表記は「TALES OF AGRICULTURE」(農業物語)。2007年10月からフジテレビのノイタミナ枠にてテレビアニメが放送された。第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞一般部門受賞作。


作者の説明によると「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」である。

東京にあるとされる「某農業大学」(名前を伏せているわけではなく、これが正式名称)に入学した、「菌の存在」を知覚できるという不思議な能力をもつ主人公・沢木惣右衛門直保をめぐる学園ドラマである(第5巻収録の第49話冒頭において、「ミニマムな団体劇」とも表現されている)。沢木が知覚する「菌」の存在は、かわいらしくデフォルメされたキャラクターとして描かれている。作中で菌たちがたびたび発するセリフ「かもす(醸す)」(繁殖する(発酵、腐敗させる)ことを意味する言葉)は作品のシンボル的フレーズとなっている。

なお連載時のタイトルは、第1話が「農大物語」であり、第2話が「農大物語 もやしもん」、第3話は「農大物語改め もやしもん」、第4話は「新タイトル覚えてくれた? もやしもん」、今のロゴデザインになったのは、第5話「ロゴデザイン変えてみました。(農)もやしもん」からである(農は丸の中に稲穂と共に描かれている)。なお、単行本表紙のロゴデザインは統一されていない。

脚注は基本的に「菌」に関する記述は作者、それ以外は「担当さん(=担当編集者)」が担当している。単行本では脚注のほか、扉ページのアオリや毎回の登場人物紹介欄も雑誌掲載時と同様の形で収録すると言う珍しい形が取られている。

一人で描いているためか、休載や減ページが多い。又、単行本の新刊が発行される数ヶ月前にも、その編集および本編の修正/加筆作業のために休載する事が恒例になっている。

舞台となる「某農大」のモデルについて作者は、いくつかの共通点があること、担当編集者宅の近所にありしばしば取材に訪れていることなどから東京農業大学ではないかと読者から問い合わせがあるが、あくまで某農大は某農大であり、実在の農業大学とは関係ないと、本誌や漫画の欄外や読売新聞やCONTINUEの取材で語っている。(作者自身は大阪府立大学の農学部の近くに住んでいた)事実、某農大に存在する獣医学部は東京農大に存在しない。なお、テレビアニメ版には撮影協力として東京農工大学がクレジットされている。

Tシャツやぬいぐるみ、たっふぃんぐ、磁石等の商品が発売される。また「PARIS」Tシャツや「カリブの黄色いジュゴンちゃん」フィギアも発売される予定。

「某農業大学」に入学した主人公は、「菌やウイルスの存在」を知覚し、会話する事ができるという不思議な能力を持っていた。彼は、菌やウイルスに関する様々な騒動に巻き込まれていく。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム

コミック・アニメランキング