ハチミツとクローバー
『ハチミツとクローバー』は羽海野チカ作の漫画作品。またはそれを原作とした日本のアニメ、実写映画、ドラマ。「ハチクロ」と略される。
美術大学を舞台に、いわゆる「青春」を、ハイテンションなエピソードから静かな感動シーンまでわたって捕らえていくストーリー。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描き、若い世代の支持を得た。Chapter.1から14まで、『CUTiE Comic』(宝島社)2000年6月号から2001年7月号に掲載されたが、同誌の休刊に伴い、Chapter.15からChapter.56までは『ヤングユー』へ連載が移行された。Chapter.57からは『コーラス』で連載され、2006年7月28日発売号に掲載のChapter.64において最終回を迎えた。コミックスは全10巻(集英社)、ファンブック1巻。今後、スピンオフ作品を発表する事が予定されているが、コーラス2008年3月号に読み切りが掲載されており、今後も不定期で掲載される予定。
2003年に、第27回講談社漫画賞を受賞。
宝島社の「このマンガがすごい!」オンナ編の2006年版と2007年版において、2年連続1位を獲得した。
アニメが2005年4月から9月までフジテレビ系列の「ノイタミナ」枠で、2006年6月からは第2期として「ハチミツとクローバーII」が同枠で放送された。又、2006年7月22日より、実写映画「ハチミツとクローバー」として劇場公開も展開される。さらに、2008年1月8日からフジテレビ系列で連続テレビドラマ化されたが、漫画の人気の割には視聴率は低迷した。
2008年5月からは台湾でテレビドラマ化される予定。この作品では主に日本香川県でのロケも行なわれている。
尚、タイトルの「ハチミツ」はスピッツの同名アルバム『ハチミツ』から、「クローバー」はスガシカオの同名アルバム『クローバー』から採った物で、作者がタイトルを決める際に『ハチミツ』と『クローバー』と言う2枚のアルバムが並べてあったのを見たと言うのが所以である。その為アニメの挿入歌にはスピッツとスガシカオの楽曲が多く採用された。しかし、2008年版ドラマではこの二組の楽曲は全く使用されておらず、主題歌もそれまで一切作品に関わることのなかった平井堅が担当した。
因みに、舞台となっている浜田山美術大学のモデルはスピッツのヴォーカル・草野マサムネが在学していた武蔵野美術大学で、建物の描写がリアルに再現されている。これはアニメ版でも同じで、スタッフロールには協力として同大学の名が記載されている。
ちなみに、浜田山美術大学の場所は原作者のオフィスがある、杉並区とされており、漫画でも地名や描写などからも特定ができる。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム