2008年6月17日火曜日

極上生徒会

『極上生徒会』(ごくじょうせいとかい)は、コナミが企画・原作を手掛けた日本のテレビアニメ、漫画、およびコンピュータゲーム等からなるメディアミックス企画である。女子校の私立宮神学園(みやがみがくえん)を舞台に、学園を統括する極上生徒会に所属する少女達の日常を描く。

コナミは、かつて『ときめきメモリアル』や『耽美夢想マイネリーベ』など、ゲームを起点としたメディアミックス作品は幾つか手掛けていたが、本作では初めてテレビアニメが起点となった。メディア露出の順序としては月刊電撃コミックガオ!4月号(メディアワークス刊、2005年2月26日)より連載開始の漫画版が最初である。続いて4月からは、テレビ東京系にてテレビアニメ版が放送開始。更に2005年9月には、プレイステーション2用ゲームソフトが発売された。他にもフィギュメイトが発売されるなどのメディアミックス展開がなされている。脱「萌え」のバラエティが本作のコンセプト。そのためキャラクターデザインは、いわゆる萌えアニメの類型から外れたものとなっており、作品を特徴付けている。

宮神学園には、同学園理事長兼学生・神宮司奏を会長とする「宮神学園極大権限保有最上級生徒会」(略称:極上生徒会)と呼ばれる組織があり、教職員より強い権限を有している。極上生徒会メンバーには、冷暖房・娯楽施設・食事完備の生徒会専用寮「極上寮」の一室を無償提供され、学費も全額免除されるという特権が与えられる。そのメンバーになるには特別な才能が必要と言われており、学園内には極上生徒会入りを目指して日々努力している生徒も多い。しかしその実体は、生徒会というよりは奏の「親衛隊」といった色合いが強い。「宮神学園を生徒達にとっての楽園にする」という奏の理想を実現させる為に、身を賭す集団である。

1年前に母・ちえりを亡くして以来、母の遺品である腹話術の人形・プッチャンを唯一の友としてきたメインヒロイン・蘭堂りのは、ペンフレンドのミスター・ポピットの紹介で、宮神学園へ転入することになる。転入初日、りのが転入したクラスではクラス委員の選挙が行われた。桜梅歩の推薦でクラス委員に立候補する羽目になったりのは、前クラス委員で極上生徒会メンバーでもある和泉香を何故か破り、クラス委員に選ばれてしまう。更には奏の強い意向で、書記として極上生徒会に入ることがすんなりと決まる。

お世辞にも役に立つ能力があるようには見えないりのの極上生徒会入りは、多くの生徒達の反発を招き、極上生徒会メンバーも動揺を隠し切れなかった。しかし、それを意に介さず、奏はりのに過分な愛情を注ぎ、りのもまたいつしか極上生徒会に馴染んでいくのであった。

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