藍より青し
『藍より青し』(あいよりあおし)は文月晃の漫画作品。これを原作として、テレビアニメ、小説、ゲームなども制作された。略称は藍青。
タイトルは『荀子』勧学篇の言葉「青は藍より出でて藍より青し」(青出於藍而勝於藍)から取ったものだと思われる。その意味は最終話によて明らかになった(因みに荀子本来の意味とは異なる)。「これは時とともにさらなる愛を育んでいた、まるで藍染めの着物が、時を経ねてより青く染まるかのように……。」
白泉社の漫画雑誌『ヤングアニマル』にて1998年から2005年17号(8月26日発売)まで連載。単行本は全17巻で発売されている。その他にドラマCDやノベライズ、キャラクターグッズなども発売されている。
テレビアニメは、2002年4月から第1期が、2003年10月から第2期(タイトルは『藍より青し〜縁〜』)が放送された。また、PS2やPCでゲームも発売されている。
作品の舞台地域は埼玉県朝霞市・志木市周辺で、東武東上線(劇中では北武線)の10030系と思しき電車や池袋駅(薫と葵が再会した場所)・朝霞台駅・志木駅周辺と酷似した風景を劇中に見ることができる。ただし桜庭館(住人の住まい)のモデルは埼玉県ではなく北九州市戸畑区にある西日本工業倶楽部が所有する旧松本邸(国の重要文化財)である。なお、明立大学のモデルは立教大学である。
『ヤングアニマル』連載のマンガにしては珍しく性行為のシーンはほとんど無く(女性キャラのヌードは多々あるが)、終盤の138話にて薫と葵の1回があるのみである。
登場人物の年齢ははっきりとしておらず、誰と誰が幾つ違うくらいしかわからない。そのため、一部のファンサイトなどで議論が起こったこともある。
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